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あるワグナーの随想(SSA一般発売に寄せて)

 こんちにわぐ。以下の記事を書いた者です。
 

takowasaumai.hatenablog.com

これが気に障った方はここで読むのを止めることを推奨します。
 
あの記事は"行かない人"にまず読んでもらう(≠来てもらう)ために、いくつかのギミックが含まれています。
ただし今回は"釣り記事"については触れません(釣り記事の解答編(?)は3月くらいに別途アップするのでもし見かけたらご笑覧ください)。
 
本記事はワグナーのみなさんがファイナルライブを宣伝すること、参加を呼びかけることについてどう考えているのかなというテーマの雑文です。
後半は自分語りです。
定量的な分析解析、統計などは(今回も)無いのでその点ご了承ください。
 

  

現状

TwitterのTLで見たものなどをまとめました。
 
  • 最高の景色をWUGちゃんに見せたい
  • 単純に凄いものを多くの人に見てほしい
  • 今ファンである人たちとライブを作れればそれで十分では
  • WUGちゃん自身が新参も古参も関係なく来てと言っているよ
  • 七人の夢を叶える最後の機会だから
  • 響かない人、届かない人には結局届かない
  • このタイミングでWUG勧めるのは残酷
  • ここまででやれることはやり尽くした
  • ライブは自発的に参加するものだから
  • SSAでやれること自体がいいのはわかるけど、できることなら
  • 知らないユニットのライブの宣伝されても行かない
 
無謀とも言えるポジティブさと諦観ともいえるネガティブさが散見されます。
どれもそれなりに共感できるし、私などは無茶な宣伝に加担しながらも、無力感を覚えています。
でもこれでいいと思っています。
 
 

「誰にとって」「何が良いのか」

あえてワグナーとは言わずファンと表現しますが、それぞれにとっての"最もよい3/8の迎え方"は実は異なるはずです。
(ファンが想像する)キャスト七人にとっての景色を実現することなのか。
いちファンである自分自身がWUGで見たかった景色をWUGで実現することなのか。
"あの憧憬"を再現することなのか。
どうやったら悔いが残らないのか。
 
共感(という錯覚)はできても、100%理解し合うなんてことはできないはずです。
演者とファンも、ファン同士も。
 
だから私は明確に切り分けるべきだと考えています。
各々が実現したい景色があったとしても、それはあくまでファンとしての欲望だと。
WUGちゃんあるいは誰かが望んだから、ではないのだと。
 
 

ファン

めちゃくちゃ詰まらない大前提ですが、ファン/ユーザーはただの消費者です。
どんなによぴちゃんに馴れ馴れしく呼びかけられようがです 笑
消費者は消費することが本懐であり、正常な経済活動であり、それだけでコンテンツを確かに支えていて、普通なんらかの義務や責任を負いません。

だから各々が自分の中の「どうしたいか」に従って過ごすのが一番良いと思っています。
頑張って宣伝すること、今まで培ったWUGとファンの間にあるものを感じて淡々と3/8を迎えること。
やりたいことを貫けたらそれがいい。
 
昔あるコンテンツで演者から赦しをもらったことがありました。
お金のかけ方も、ウェイトのかけ方も、表現も、受容もそれぞれのやり方でいい。
あなたが今ここにいることが愛だよと。
 
だから3/8までどうか「ご安全に」。
 
 

最後に

私がSSAに人を呼び込みたい、WUGファイナルを多くの人に見て欲しいと思う個人的な動機です。
 
 
  • 遺伝子
ある人の人生において触れなかったものは無かったとほぼ同義です。
その人が享受する他のコンテンツと因果や相関があっても、それ自体は遡る動機足り得ないためダイレクトに知ることはないという意味で。
逆に直にWUGに触れたら解散後もそれだけWUGと生きる人が増えるというのは楽しい。
 
 
  • 消費者としてのある種の矜持

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これの延長的な。
表現を受け取ったら、何らかの手段で返すという主体的な営みです。
その最後の花火として、世界に、表現者たる彼女たちの"何か"が届く先をひとつでも多くつくることで応答を返したことにならないかなという、つまるところ屁理屈です。
 
 
  • 感謝か、何もしなかった者の贖罪か

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自分も身内も直接の友達も無事でした。内陸だったので家や土地もほぼ無傷。
電気が戻るまでの最初の一週間余が辛かったくらい。
といってもあの規模の災害で身近だけが無事だったと言ってもね…。
当時は免許取りたてで、練習がてら運転が上手い祖父とドライブに行く予定で、昼過ぎに出るはずがTVを見ながらダラダラしていたら14:46が来ました。
海が好きなので、石巻までは行かなくても多賀城か塩釜くらいまでは行ったかも。
人間いつでも死と隣り合わせですね。
 
私は自他ともに認める冷たい人間だし、怠惰で自分勝手だし、サバイバーズギルトみたいなものもないし、復興について特段なにかしたことはないです。
でもだからこそ、WUGちゃんには恩を感じます。
心を寄せ、アニメが終わっても行動して発信し続けた。
尊敬というより畏敬。
今できる限り返したいし、WUGが解散しても…何かしたい。別に東日本大地震に限らず。
立場的に順序が逆だけど、受け継いで、"つなぎたい"と思える。
2018年4月からの1年満たないファンだけど、それでも楽しい時間を貰ったから。
仙台と東北が好きになれたから。
 

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  • 最後くらい報われてもいいじゃん
埋まらないんだろうなぁ。
でも足掻いてみたい。
それが『Wake Up, Girls!』なのかなと思っています。
 
色々あったから、夢の果てに希望があってほしいもんですよ。
 
 
何はともあれ本日2/6から3/8まで残り31日間、WUGちゃんとの世界を楽しんでいきましょう。
乱文お読みいただきありがとうございました。